2025年04月27日
晴天!されど強風!
この週末は天気は良かったものの、風が強くカヤックフィッシングはできそうにない。
これもまた良い機会と捉えて、これからのカヤックフィッシング本格シーズンインに備えてメンテをしておきましょう!
足漕ぎカヤックの心臓部であるドライブユニットのグリスアップをします。
まずはコッタレス抜きを使ってペダルクランクを外す(写真割愛)
続いてサイドカップを緩めて開けていく


よーく見るとOリングに塩の結晶がチラホラ
しかしOリングより内側のネジ部には一切付いていないので水密は保たれている模様


サイドカップを外してシャフトベアリングを外すとシャフトとベアリングの間にサビ色のオイルが!
サッと拭くだけで綺麗になったので海水が侵入してからそんなに時間は経っていない様子。
ベアリング側もサッと拭くだけで綺麗になった。
ベアリングを指で回して確認してもゴリ感やシャリ感は一切無いことから、シャフトシールの隙間から海水が伝った程度と思われる。
前々回に地元で結構波を被ったのでその時かな?
何にせよ早期発見で良かったです(^_^;)

メーカー指定のフィニッシュライン プレミアムテフロングリース を使用します。

汚れた古いグリスを拭き取って新しいのを塗り塗り

メインシャフトのギアも同様に

サイドカップのネジ部とOリングにはゴムを傷めないようにシリコングリスを塗布します(メーカー公式動画ではこの部分にmineral oilと言っていますが、アバウトな言い方なのでゴムに優しいシリコングリスを使用しています)
このサイドカップのネジ部は何も塗らずに締めちゃうと次回のメンテ時に固着しちゃったりして面倒な事になるのでDIY派の方はやっておくと宜しいかと思います。

ユニット本体側のOリング接触面にもシリコングリスを塗って、組み上げたらドライブ上部は終了♪
続いて下部へ。
プロペラを外してロアカートリッジを抜き取ります。


メインシャフト下部のギアとカートリッジのギアに付いた古いグリスを拭き取ったら、カートリッジのシャフトを手で回して内部のベアリングに違和感が無いか確認。
シャフトのシールは水密を保つためかなりキツい、相応のフリクションがかかる。
逆に言えばここが軽く回るようなら要注意でいいと思います。

プロペラを固定するシャーピンも青サビで固着している事があるのでシャフト貫通部に注油しておく。


新しいグリスを各ギアに塗って、Oリングにシリコングリスを塗布したらカートリッジを(ギアの噛み合わせを確認しながら)ねじ込んで終了です。
プロペラを止めるキャップボルトとペダルクランクを止めるキャップボルトにはネジロックなどの緩み防止剤を塗っておくと安心です。 プロペラもペダルも沖で外れたらエライコッチャですからね!

これで夏季シーズンは安心して使えますね♪
僕はこのグリスアップを春と秋、年2回やっています。
今5年目でパーツ交換は無し、グリスアップのみで調子良いですヨ!
最初の1回目だけ買ったショップにやってもらい、2回目からは自分でやろうとしたら・・・
サイドカップがケースと固着! 工具が曲がるぐらいガチガチにくっついててそりゃもう苦労しましたよ。
原因はメーカーの言う“mineral oil”は塗布されていなかった事。 カラカラに乾いたアルミのネジ部とケースのネジ部が固着、間に入っていたOリングも油っ気無くて密着! そりゃ回らんわな。
こういった経緯があって保証期間内であっても自己責任の下セルフでメンテする様になりました。
オーナーズマニュアルにも自分でグリスアップしてね〜って書いてあるしな! アメリカはセルフメンテの文化ですからね。 このぐらい自分で出来なきゃいちいちショップに送るの面倒やしw
って事で自分でやってわかったネイティブ系プロペルドライブのウィークポイントを書いておきます。
ネイティブのドライブ使っている人は絶対に覚えておいてくださいね!
ドライブ上部のペダルシャフトが出ている部分にはシャフトシールが両サイドに入っている訳ですが、このシールは圧入でも何でもなくユルユルなのでホースつまんで水かけるだけで内部に水が入ってしまうような代物です。 (シールと呼んで良い物なのか?)
メーカーの動画でも言っていますが、ドライブを洗う時は上からそーっと水かけるだけにしてね!って。
横から水圧かけちゃうとアッサリ水入っちゃうんですよね。 多分ドライブつけたままカヤックひっくり返して再上艇の練習したら水入ります。
今回僕のドライブにも僅かに海水が入った痕跡がありましたが、ここからシャフトを伝って入ったと考えています。
対策としてペダルクランクを外して、シールとシャフトの隙間に押し込む様にシリコングリス塗り込むと多少の水なら防げるかと思います。
隙間以外の部分は拭き取って砂やゴミなどがくっつかない様にしておくと良いかと思います。
この部分以外は完璧な水密なのに何でだろうな・・ 内圧上がった時に抜ける様にかな?
まぁ、ここさえ気をつけていればそうそう水が入ったりしないし、丈夫な良いドライブだと思います!
ドライブ絶好調になったしGW凪いでくれると良いな〜
それでは♪( ´θ`)ノ
これもまた良い機会と捉えて、これからのカヤックフィッシング本格シーズンインに備えてメンテをしておきましょう!
足漕ぎカヤックの心臓部であるドライブユニットのグリスアップをします。
まずはコッタレス抜きを使ってペダルクランクを外す(写真割愛)
続いてサイドカップを緩めて開けていく


よーく見るとOリングに塩の結晶がチラホラ
しかしOリングより内側のネジ部には一切付いていないので水密は保たれている模様


サイドカップを外してシャフトベアリングを外すとシャフトとベアリングの間にサビ色のオイルが!
サッと拭くだけで綺麗になったので海水が侵入してからそんなに時間は経っていない様子。
ベアリング側もサッと拭くだけで綺麗になった。
ベアリングを指で回して確認してもゴリ感やシャリ感は一切無いことから、シャフトシールの隙間から海水が伝った程度と思われる。
前々回に地元で結構波を被ったのでその時かな?
何にせよ早期発見で良かったです(^_^;)

メーカー指定のフィニッシュライン プレミアムテフロングリース を使用します。

汚れた古いグリスを拭き取って新しいのを塗り塗り

メインシャフトのギアも同様に

サイドカップのネジ部とOリングにはゴムを傷めないようにシリコングリスを塗布します(メーカー公式動画ではこの部分にmineral oilと言っていますが、アバウトな言い方なのでゴムに優しいシリコングリスを使用しています)
このサイドカップのネジ部は何も塗らずに締めちゃうと次回のメンテ時に固着しちゃったりして面倒な事になるのでDIY派の方はやっておくと宜しいかと思います。

ユニット本体側のOリング接触面にもシリコングリスを塗って、組み上げたらドライブ上部は終了♪
続いて下部へ。
プロペラを外してロアカートリッジを抜き取ります。


メインシャフト下部のギアとカートリッジのギアに付いた古いグリスを拭き取ったら、カートリッジのシャフトを手で回して内部のベアリングに違和感が無いか確認。
シャフトのシールは水密を保つためかなりキツい、相応のフリクションがかかる。
逆に言えばここが軽く回るようなら要注意でいいと思います。

プロペラを固定するシャーピンも青サビで固着している事があるのでシャフト貫通部に注油しておく。


新しいグリスを各ギアに塗って、Oリングにシリコングリスを塗布したらカートリッジを(ギアの噛み合わせを確認しながら)ねじ込んで終了です。
プロペラを止めるキャップボルトとペダルクランクを止めるキャップボルトにはネジロックなどの緩み防止剤を塗っておくと安心です。 プロペラもペダルも沖で外れたらエライコッチャですからね!

これで夏季シーズンは安心して使えますね♪
僕はこのグリスアップを春と秋、年2回やっています。
今5年目でパーツ交換は無し、グリスアップのみで調子良いですヨ!
最初の1回目だけ買ったショップにやってもらい、2回目からは自分でやろうとしたら・・・
サイドカップがケースと固着! 工具が曲がるぐらいガチガチにくっついててそりゃもう苦労しましたよ。
原因はメーカーの言う“mineral oil”は塗布されていなかった事。 カラカラに乾いたアルミのネジ部とケースのネジ部が固着、間に入っていたOリングも油っ気無くて密着! そりゃ回らんわな。
こういった経緯があって保証期間内であっても自己責任の下セルフでメンテする様になりました。
オーナーズマニュアルにも自分でグリスアップしてね〜って書いてあるしな! アメリカはセルフメンテの文化ですからね。 このぐらい自分で出来なきゃいちいちショップに送るの面倒やしw
って事で自分でやってわかったネイティブ系プロペルドライブのウィークポイントを書いておきます。
ネイティブのドライブ使っている人は絶対に覚えておいてくださいね!
ドライブ上部のペダルシャフトが出ている部分にはシャフトシールが両サイドに入っている訳ですが、このシールは圧入でも何でもなくユルユルなのでホースつまんで水かけるだけで内部に水が入ってしまうような代物です。 (シールと呼んで良い物なのか?)
メーカーの動画でも言っていますが、ドライブを洗う時は上からそーっと水かけるだけにしてね!って。
横から水圧かけちゃうとアッサリ水入っちゃうんですよね。 多分ドライブつけたままカヤックひっくり返して再上艇の練習したら水入ります。
今回僕のドライブにも僅かに海水が入った痕跡がありましたが、ここからシャフトを伝って入ったと考えています。
対策としてペダルクランクを外して、シールとシャフトの隙間に押し込む様にシリコングリス塗り込むと多少の水なら防げるかと思います。
隙間以外の部分は拭き取って砂やゴミなどがくっつかない様にしておくと良いかと思います。
この部分以外は完璧な水密なのに何でだろうな・・ 内圧上がった時に抜ける様にかな?
まぁ、ここさえ気をつけていればそうそう水が入ったりしないし、丈夫な良いドライブだと思います!
ドライブ絶好調になったしGW凪いでくれると良いな〜
それでは♪( ´θ`)ノ
Posted by スト at 23:01│Comments(2)
│カヤック
この記事へのコメント
メンテナンス 内容が素晴らしい!!
油脂類もイイヤツ使ってるし、工具も普通無いものまで揃えてる
次回の事まで考えて組み付けるとかプロみたい!(^^)!
油脂類もイイヤツ使ってるし、工具も普通無いものまで揃えてる
次回の事まで考えて組み付けるとかプロみたい!(^^)!
Posted by 若
at 2025年04月28日 17:15

若さん毎度さんです〜
一応その昔カートショップやってた時期もありまして、2ストエンジンのオーバーホールとかやってましたんでσ^_^;
こんな足漕ぎドライブ程度はオモチャみたいなモンですわ(笑)
一応その昔カートショップやってた時期もありまして、2ストエンジンのオーバーホールとかやってましたんでσ^_^;
こんな足漕ぎドライブ程度はオモチャみたいなモンですわ(笑)
Posted by スト
at 2025年04月28日 19:23
