第31回 碧外釣査

スト

2021年02月16日 23:01

【カヤック、SUP、ゴムボなどで釣りをされる方へお願い】
ルール・マナーを守り、地域住民の方々、漁業関係者の方々に迷惑のかからないよう楽しみましょう! 私の地元福井では定置網付近での釣りに制限が在ります。 今一度自身の釣行エリアをご確認下さい。 福井県エリア別情報




釣り納めも出来ないまま年を越し、年明け早々大雪に見舞われ、随分と長い時間カヤックフィッシングから遠ざかっておりましたが先週末にようやく今年一発目のKFに行く事が出来ましたので久々の釣行記をupしたいと思います。



2月13日 土曜日 晴れ


この週末は2月とは思えぬ陽気で最高気温は17度の予報。

海況の予報は波高0.4m/4s、風速4~5m/sと自分的には風がギリギリのラインですが何とか出れそう。

前日に釣具屋に行きイカメタル用の鉛スッテと浮きスッテにイージースリムを調達、釣行日が大潮なので激流に備えて重めのジグも2つほど買っておく。

今回のメインターゲットはヤリイカ! デイイカメタルに挑戦ですが、ホゲる可能性が高い事は重々承知。 SLJタックルとスロジギタックルも持ち込んで何かしら釣って帰る算段です。(欲張りなだけですが・・)


夜明け前、早朝の海に行くと駐車場には誰もおらず貸し切り。  皆さん冬眠中? あ、コロナ禍で県外勢は自粛かな? と思ったのも束の間次々と県外ナンバーが入ってきました。 デスヨネー!


過剰なほどのソーシャルディスタンスを保ちつつ出艇準備をして午前7時20分、令和3年の初テイクオフです。 (久々で写真忘れた)


海上に出て遮るものがなくなると予想以上に風が強い、4~5m/sははるかに超えてる。 水面に風紋ができるぐらい。

コレちょっと無理やなー。  いったん上がろうか、どうしようか・・  岸から300mぐらいの位置で15分ほど待機してたら徐々に風が落ちてきたので注意しながら少しずつ沖へ。

事前情報でヤリイカは〇〇mライン付近だよ!と釣船関係者から聞いていたので、その水深付近を横移動して群れを捜索します。

がしかし、イカ特有の低反射の反応がありませぬ・・・  やはり夜と日中では水深が違うのでは? と推測して徐々に深いほうへカヤックを進めます。

移動の際、細かいピッチの波にバウが刺さり、何度も波をすくった。

今は風が落ち着いているからいいけど、この波に朝みたいな強風が重なったら結構危ない。 そこが引き際だと感じた。



イカの群れを見つけられぬまま沖合2kmに到達。  出艇から1時間半が経過したころ魚探にこの反応



急いでジグを落として、数シャクリでHIT‼

数十秒後ウッカリカサゴが上がってきて、思わず「なんでやねん!」とツッコんでいた。

この反応でウッカリなわけない。  とりあえず足元にカサゴを放置して急ぎ落としなおす。

今度は着底を待たずしてHIT!
合わせを入れるとドラグをジリジリと出しながらダッシュ、首振りしてフックを外そうと抵抗する。

ビンゴ!  やっぱあの反応はそうでしょうよ。

ハマチ60cmぐらい  と最初に釣れたうっかりさん
この時期のハマチは脂乗りが期待できるのでキープします。

ハマチとウッカリを〆て血抜きしていたら反応が消えていたが、付近を捜してハマチ1本追加。 これもキープ。


この後完全に反応を見失い、しばらく無の時間が続く。


もうちょい沖に移動して見つけた次の反応はコレ

ベイトボールが大きさを変えながら映っている感じ。

ジグを落とすも反応はいまいちで、上がってきたのは

ウッカリカサゴ

キジハタ

おかしいなー、これだけって事はないと思うんだけどなー  としつこくネチネチと攻め続けますが一向にHITせず・・・

あーでもないこーでもないと黙々とシャクっていたせいで海況の変化に気づくのが遅れた!!

ふと周りを見渡すと波が白く崩れ、ウサギが飛びまくっていた!  そりゃもう辺り一面ウサギだらけ、ウサギに囲まれとった訳です。

その風景を見たら恐怖を感じ、即撤収!!  カヤック走らせながらジグを回収し、浜に向けて一直線に漕ぎます。

段々と向かい風も強くなり、朝の風よりも強い風が吹き始めました。   間違いなく今まで経験した中で一番強い向かい風です。

右側からくる本来の波と、強風によって作られた正面からの波が不規則にカヤックを揺らし、操船と体重移動に集中しないと沈してしまいそうです。  写真など撮る余裕はありません。  傾くカヤックのバランスを取り、ただひたすらペダルをこぎ続けるのみ。

20分ほど漕いだでしょうか、ようやく山の陰に入り風が弱まりました。  ヤバかった・・・  脚漕ぎじゃなかったら倍の時間はかかってるな。

推定ですが、風速は7~8m、瞬間的にはもっと吹いていたと思います。 その向かい風の中を5km/hを切ることなく進み続けたマンタレイプロペル。  今回はコイツのポテンシャルに助けられました。  今後こんなミスが無いように気を付けたいと思います。

午前11時、無事に着岸しカヤックを波打ち際から引きずり上げようとしたとき異様な重さに違和感を覚える。

腰を落とし、いつもより重いカヤックを引きずり上げよく見ると・・・


ラゲッジスペースのスカッパープラグ外し忘れにより、魚飼えるほど水溜まってました。

コクピットサイドのロッドホルダーも満水。

艇内には2ℓ近い水が溜まってました。  知らずに持ち上げてあまりの重さに腰逝っちゃうかと思った。



そういえば横から打ち付ける波でパイプシートなのにケツ濡れてたもんなー。 マンタレイは浮力低いから荒れた時には波を被りやすいですね。

いや、そこまで荒れる前に上がれって事ですね、はい。


怖い思いもしましたが、とりあえず初釣行はまぁまぁ釣果もあったのでヨシとしますかね。


海の荒れ具合がわかる、潮まみれのサングラス。 脚漕ぎなのにこの飛沫。 顔面潮でガビガビでしたよ。


結局イカメタル釣行にはならず、いつも通りのSLJでの釣行になってしまいましたが、チャンスがあればまたイカ探しからチャレンジしてみたいと思います。

今回の失敗を教訓に、今年も一年無事に楽しくKFライフを送っていきたいと思います!  それではまた



あなたにおススメの記事
関連記事